寄生獣の強さ順ランキング!最強キャラって誰よ【寄生獣】

人間の頭部を乗っ取り、他の人間を捕食する寄生生物(パラサイト)と人間の戦いを描いた「寄生獣」。1988年から1995年にかけて連載され、20年の時を経て2015年にアニメ化、実写映画化されました。このページでは、作中に登場する寄生生物の強さについて考えてみました。

1.最強生物/後藤

彼はわたしが実験により創りあげたか弱い「仲間」の1人ではあるが……無敵だ

田村玲子が実験的に作り上げた寄生生物の集合体「後藤」。田村玲子のこの試みは、泉新一とその右手に寄生するミギーの共存がヒントになったと思われます。

両手足4体の寄生生物を頭部の後藤が完全に統率制御していることから、圧倒的な戦闘力を誇ります。

暴力団事務所を素手で壊滅させり、ピアノを弾くなど、肉体制御の訓練にも余念がありません。そしてミギー&新一との戦闘において、後藤は戦いこそが自分にとっての存在意義だと認識します。

田村玲子に作られた存在ではありますが、ある意味もっとも野生の生物に近いと言えるでしょう。

2.思索家/田村玲子

田村玲子は、ミギーと同じ「考える」タイプの寄生生物です。繁殖能力もなくただ他の生物に寄生し、寄生した生物と同種の生物を補食する。

そしてその同種の補食自体、生命を維持するための絶対行為ではない。我々は一体なんのために生まれてきたのか……新一と共生せざるを得なかったミギーとはまた違った道を辿りましたが、田村玲子もつねに考え続け、様々な実験を行いました。自身の妊娠、そして後藤。

寄生生物のコミュニティでの発言力の大きさは、彼女の思考に他の寄生生物が共感したわけではなく、単純に彼女の戦闘能力の高さゆえでしょう。彼女を排除しようとする寄生生物の攻撃を受けた際の

3人いれば勝てると思ったのか?

には痺れます。

3.馬の差/ミギー+泉新一

人間はあらゆる種類の生物を殺し食っているが私の『仲間』達が食うのはほんの1~2種類だ。質素なものさ

主人公・泉新一は、寄生生物に頭部ではなく右腕を奪われ、奇妙な共生生活を送ることになります。

寄生生物の補食、戦闘において、首から下の「人間部分」は、なんら役割を持ちません。ですがミギー&新一の場合、新一も戦闘に参加することができます。ミギーが「馬の差」と評するこの連携が最大の強みであり、寄生生物の予想外の戦闘を可能にします。

また、ミギーが新一の「胸に穴」の修復後、体内に残ったミギーの細胞が新一の心身に変化をもたらします。この一連の出来事は新一の苦悩を深くしますが、「寄生生物との共生体」としては飛躍的に戦闘力が向上し、のちの戦いを有利なものにします。

4.制御に不安あり/三木

普段は右腕に寄生し後藤に統合されているので「三木」。命名のパターンは「ミギー」と同じです。

三木は後藤と交代し、頭部として体を制御することもできます。ただし統率できるのは自分の他は2体(両腕)のみ。

全身を制御できないため戦闘力は後藤に及びませんし、その不安定さを突かれミギー&新一に敗北しますが、ごく普通の寄生生物と戦えば圧勝でしょう。

もの静かで思慮深い雰囲気の後藤とは違って、軽薄そうな言動が目立つ三木です。

これはナンパによる「食料」確保のための演出だと三木は言いますが、その表情言動は大袈裟すぎて逆に不信感を与えることもあり、このあたりも制御がいまひとつうまくできていないことを物語っています。

5.戦術面で有利/ジョー+宇田守

気弱だけど心優しいバツイチ男の宇田さんは、寄生生物(幼生)に襲われた際、海に転落しました。

宇田さんにとっても頭部を乗っ取ろうとした寄生生物にとっても、いきなりの大ピンチです。

このままでは頭部を奪ってもすぐに死んでしまうと判断した寄生生物は、呼吸の確保を優先し、鼻の下から胸という中途半端な部位に寄生しました。

ジョーの最大の弱点は、ひとえにその寄生場所に原因があります。戦闘中、ジョーが体を長く伸ばすと、宇田さんは口を塞がれた状態になってしまいます。

ちょっとメタボぎみの宇田さんの息はすぐに上がってしまい、それはジョーにダイレクトに影響してしまいます。

ただ逆に、胸元まで寄生していることが利点にもなります。

寄生生物同士の戦闘において常道である「人間部分への攻撃」を、心臓や肺などの重要器官をズラして回避することが可能なのです。

普通の寄生生物にはない弱点と利点を使っての戦闘は、とくに初見の敵に対してはかなり有利に働きます。

寄生生物同士の戦闘力が拮抗している場合、ミギーの言うところの「馬の差」は大きくなってきます。

人間と連携できる、というのは、けっこう強みになっているのではないでしょうか。呼吸というハンデがあっても、戦略的にはジョー&宇田さんはそこそこ強いと思われます。

異論もあるとは思いますが、いろんなテーマで語り合えて、それぞれの見方があるというのも、「寄生獣」の名作たるゆえんでしょう。

エムキャス