フィギュアが臭い時の原因と対処法。重曹でキレイにしよう

保存状態にもよりますが、新品でも中古でもフィギュアからひどい匂いがすることがあります。 匂いの原因は、可塑剤と前オーナーの生活臭に分かれますが、重曹による洗浄でこの匂いを軽減させることができるのです。

フィギュアの匂いの原因:可塑剤

可塑剤とはフィギュアの主な材料であるPVC(ポリ塩化ビニル)を柔らかくし整形しやすくするために使われる物質です。
可塑剤は化学的には油脂に近い構造をもっているので、可塑剤が残っているフィギュアに触れるとベタベタした感じになったことがある人も多いはずです。

この可塑剤が保管中に徐々に揮発していくことによって、たとえ新品でもフィギュアから匂いがすることがあります。

可塑剤による匂いを防ぐためには、換気のよい状態で数日間フィギュアを置いておくことをまず試してみましょう。

箱に入れておいたままだったり、密閉されたケースに入れておくことは好ましくありません。

フィギュアの匂いの原因:生活臭

フィギュアも他の生活用品同様、持ち主の生活空間の匂いが移ることがあります。

代表的なのはたばこの匂いで、これは一般の衣類についたたばこの匂いへの対処と同様に、後に述べる重曹の粉末と一緒にケースに入れておくことで重曹を脱臭剤として使って匂いを取るとよいでしょう。

重曹を利用してフィギュアをキレイに

重曹(炭酸水素ナトリウム)の粉末を洗濯や台所の掃除に用いることは最近、化学洗剤に頼らない掃除や洗濯をしたい人たちのあいだに広まってきています。
重曹は薬局や通信販売サイトで一般的に手に入れることができ、500gで200~300円台で手に入れることができるでしょう。

この重曹で、フィギュアの匂いを軽くすることができるのです。
これは重曹の性質に関係します。

重曹は水に溶かすと弱アルカリ性の性質を持ち、油に関係する汚れを分解することができます。

このために台所の汚れを掃除するのに用いられるのです。先に説明したように、可塑剤も油脂をつかっているために重曹による洗浄で可塑剤を落とすことができます。

重曹と同じような性質を持ち、薬局で簡単に手に入る洗剤として、セスキ炭酸ソーダも同じように使えます。

重曹の使用法

重曹は単に水に溶いて使うだけなら、塗料を溶かしたりすることはありません。
ですので、500ミリリットルの水に大さじ2~3杯またはそれより多い重曹を入れて数分おき、重曹をよく溶かした水溶液を準備します。

手荒に扱っていいならその水溶液にフィギュアをつけてしまいますが、化粧用のコットンパフや厚手のキッチンペーパーを切ったものを水溶液に浸して、これをフィギュアに貼り付けていくのもよいでしょう。

指先や脇など細かいすき間の洗浄は、綿棒を使います。

この状態で1時間から数時間程度おいてからよく水で洗うと、可塑剤ごと匂いが落ちていきます。水溶液としてお湯を使うと洗浄力がアップしますので、どうしても落ちない匂いがある場合には50℃ぐらいのお湯で、少し試してみてください。

重曹はフィギュアについた可塑剤の匂いや生活臭を落とすのに効果的ですが、加熱して使うと洗浄力が上がりすぎます。

油による焦げ付きの掃除では、洗いたいものを重曹の水溶液に入れて煮込んだりしますが、これは塗料に悪影響を与えるので避けてください。塗膜が剥がれかけているときにも、注意したほうがいいでしょう。

エムキャス