アニソンとは到底思えないアニソン集

アニメファンが急増する昨今、アニメソングも昔に比べてさまざまな種類のものが増えてきました。 「えっ?これアニソンなの!?」と思わず聞きたくなるような作品も数多く存在します。今回はそんな「アニソンとは思えないアニソン」をいくつかご紹介します。

君は僕に似ている(機動戦士ガンダムSEED)

機動戦士ガンダムSEED DESTINYのエンディングテーマ。ガンダムファンならまだ耳に新しいのではないでしょうか。

この歌は歌詞が哲学的で、ネガティブな表現も多いのでおよそアニソンらしくありません。

「君」と「僕」の関係を愛や恋、友情などといった直接的な言葉を用いず、切々とその絆の深さについて歌っています。

DIVE TO WORLD(家庭教師ヒットマンREBORN!)

家庭教師ヒットマンREBORN!のオープニングテーマ。

個性的なキャラクター達が暴れ回る物語に、ロックでポップな曲調はとてもマッチしています。

しかし女性のツインボーカルが織り成すこのアニソン、実はサビ以外がほとんどラップなのです。

その掛け合いは痛快で、J-POPシーンをリードする面々に引けを取らない歌唱力は聞きごたえ満点。

残念ながらユニットは解散してしまっていますが、彼女らの手がけるアニソンは他にもあり、どれも秀逸です。

KOIBUMI(朝霧の巫女)

朝露の巫女のエンディングテーマ。声優の林原めぐみさんが歌っています。

この曲も少々ラップが多めなのですが、歌詞の意味が難解というかなんというか。

言葉では表しにくいのですが、とにかく異質。和風のワードが組み立てる歌詞の中に英語も取り入れられていて、聴いていると不思議な気持ちになります。

話し言葉のようなラップから突然歌に入ると、声優ならではの表現力豊かな歌声が耳にズガンと衝撃を与えられる、珠玉の一品です。

サムライハート(銀魂)

銀魂のエンディングテーマ。実はこのアニメには胸を熱くする本格派の主題歌が数多く存在しますが、中でもこの歌は格別です。

力強いサビの呼びかけは何度も繰り返されるので、数回聞いたらすぐに覚えてしまうでしょう。

強く生きるんだというメッセージ性がこれでもかというほどに伝わってくる熱さは、アニソンの垣根を越えて感動できる作品となっています。

ダイアモンドクレバス(マクロスF)

マクロスFのエンディングテーマ。しっとりとしたバラード調のアニソンです。

劇中に登場する女性歌手のシェリル・ノームが歌っているという設定なだけあって、その歌唱力はアニソンの域を超えています。
予備知識なしに聞けば、J-POP界の大型新人と確信してしまうほどの魅力があるのです。

ゆったりとした曲調で、悲恋を切なく歌い上げるのはMaynという女性歌手。マクロスFに関連した歌の半数以上は彼女によって歌われています。

愛・おぼえていますか(超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか)

前項であげたマクロスFの前身となったアニメ映画・超時空要塞マクロスの主題歌。歌のタイトルがそのまま映画のサブタイトルになっています。

知っている人は思わず「懐かしい!」と声をあげることでしょう。そう。実はこれ、今からおよそ30年前の作品なんです。
これがまさに昭和のアイドルソング。アニソンとは思えない貫録を醸し出しています。

アニメ声とはいえない儚い少女の素朴な歌声には、アニソンであろうとも、古き良きあの時代を感じることができることでしょう。

花 -a last flower-(惡の華)

惡の花のエンディングテーマ。実はこれ、ほかのアニソンとは「らしくなさ」がまったく別物。

音声を切り貼りした歪な聴き心地で歌と呼べるのかすら怪しく、目に見えない小さな生き物がボソボソと話しているかのような雰囲気なのですが……。

これが怖すぎる。聴いていると不安定な気持ちになってきて、夜に一人で聴けないという声が続出。

多くのアニメファンに消えないトラウマを植え付けた「アニソンらしくないアニソン」の王様です。

最近のアニメは主題歌から作品の世界観を伝えるべく様々な工夫がなされています。
アニソンはアニソン「らしさ」を飛び越えて、今音楽界でも注目されるべきシーンを迎えているのかもしれませんね。

エムキャス