北米版ドラえもんの改変点。日本との文化の違いを乗り越える工夫が

2014年からアメリカのDisney XDチャンネルで、日本の大人気長寿アニメドラえもんの放送がはじまりました。 特にアメリカの文化やガイドラインにそって改変点がたくさんあると話題になりました。 そこで今回はドラえもんの北米版はどのように日本版から変わっているのかをご紹介します。

1.のび太がNoby(ノビー)になっている

アメリカ版ではお馴染みの登場人物の名前も、アメリカ流に改変されています。

のび太はNoby(ノビー)、しずかはそのままですが呼び名はSue(スー)になります。

ジャイアンはBig G(ビッグ・ジー)
スネ夫はSneech(スニーチ)、 出木杉はAce(エース)と呼ばれるようになりました。

もともとジャイアン呼び名は英語のGiantから来ているわけですがBig Gになり、スネ夫のSneechはあざ笑うとか冷笑するとかいう意味のsneerという言葉を連想させます。
Aceには最高とかぴか一とかいう意味があるので、出木杉にぴったりというわけですね。

ドラえもんのひみつの道具は、どこでもドアがAnywhere Door(エニウェア・ドア)ほんやくコンニャクはTranslation Gummy(トランスレーション・ガミー)というように、基本的に文字の意味通りに訳されていますが、英語になると日本語で感じていたようなほのぼのとしたユーモアを感じられなくなるのが残念なところです。

2.お箸がフォークになっている

のび太はアメリカの架空の場所にある街に住んでいるという設定になっているのでフォークやスプーンを使うのは仕方がないかもしれません。

しかし実際のアニメの映像の中でのび太一家はかつ丼のような丼物を大ぶりのフォーク1本で食べており、日本人としてはなんとも言えない違和感を感じてしまいます。

またのび太が持っている千円札も何気なく5ドル紙幣に変わってしまっていて、日常的にドル紙幣を使うドラえもんの登場人物たちに日本人が見ると戸惑いを感じるかもしれません。

日本で大人気の洋食オムライスも、アメリカ人の食文化では受け入れにくいのかパンケーキに変わってしまっています。

3.のび太の答案用紙にFが書かれている

アニメドラえもんではお馴染みの勉強ぎらいののび太の0点の答案用紙ですが、日本では赤でチェックマークをつけて不正解だと採点してあるものが、アメリカ版では全てくっきりとした赤の×印に改変されています。

その上答案の左上には大きくマルで囲んだFの文字が書かれ、のび太の成績がどうしようもない落第点であることが一目でわかるようになっているのです。

全問×にされ右上に0点を書かれた上にさらに左上のFマーク、見ただけでやる気を無くしてしまうような本当に容赦無い採点ですよね。

辛いことがあるとドラえもんの前で大泣きするのび太の涙の部分がアメリカ版では消してあったりするのも、そんなことでいちいち大泣きするのはおかしいというアメリカ人のドライな1面の表れなのかもしれません。

日本ではドラえもんはよくタヌキに間違えられて怒っていますが、タヌキの顔は丸くないと認識されているアメリカではアザラシに間違えられることが多いそうです。

アメリカでたくさんの子供たちにドラえもんが愛されるのはとてもうれしいことですが、日本人には少し違和感があるかもしれませんね。

エムキャス