庵野秀明さんと宮﨑駿さんの関係、仲ってどうなってるの?

2014年に惜しまれつつ引退を表明(長編アニメから…という限定的な物ですが)した宮﨑駿監督ですが、そんなスタジオジブリの後を継ぐ後釜として期待されているのが「新世紀エヴァンゲリオン」などで知られる庵野秀明さん。 「風の谷のナウシカ」で2人は出会い、以来長い付き合いとなる宮﨑駿さんと庵野秀明さんの関係についてまとめました。

宮﨑駿、庵野秀明両氏の出会い

日本アニメ史に残る名監督にして名アニメーターである宮﨑駿氏。

1985年にスタジオジブリを立ち上げ、「千と千尋の神隠し」などで日本のみならず世界中で評価された同氏は長年の功績を讃えられて2014年アカデミー賞で名誉賞を受賞するなど、アニメ界の第一線に立って精力的に活動してきました。

そんな巨匠である宮﨑駿さんと庵野秀明さんが出会ったのが映画「風の谷のナウシカ」。

当時はまだジブリは存在しておらず、ジブリの前身であるトップクラフト制作の「風の谷のナウシカ」に庵野さんも1人のアニメーターとして参加しており、そこではじめて2人は出会いました。

「ナウシカ」のあのシーンの作画は庵野秀明さん!

「風の谷のナウシカ」終盤の山場である巨神兵の実戦投入。

プロトンビームを発射し王蟲を薙ぎ払うシーンの迫力は圧巻、作画的にもものすごい緻密なものがありますがここを一手に引き受けたのが庵野さん。

崩れ落ちる肉片、巻き上がる粉塵、跳ね上げられる夥しい数の王蟲…そのどれもが庵野さんの手描きにより制作されており、色々なシーンを直したがる宮﨑駿監督はこのシーンに関してはほぼリテイクなしだったそうです。

実はアニメ制作の現場で宮﨑駿さんと庵野秀明さんが関わったのはこの一度きり(「風立ちぬ」では庵野さんが声優として関わっていますが…)、それ以降2人は同じ制作現場には立っていません。

「風の谷のナウシカ」以降、アニメーターではなく宮﨑駿さんのような監督を目指した庵野さんは「トップをねらえ!」や「ふしぎの海のナディア」、そして大ヒット作「新世紀エヴァンゲリオン」を生み出すことになります。

少し奇妙な師弟関係?

宮﨑駿監督を第2の師匠(もう1人は天才アニメーターとして知られる板野一郎さん)と呼び尊敬する庵野さんですが、時に歯に衣着せぬ発言で波紋を呼ぶこともありました。

「宮崎さんは…昔はよかったんですけれどね(笑)」


不仲? 仲良し? 宮崎駿と庵野秀明の“微妙な関係”

「一般向けのつまらない日本映画の仲間入りをしてしまいましたね。僕はもう物足りなさしか残らないですけれど。『トトロ』は良かったですけれど、そのあとはつまらなくなった」


不仲? 仲良し? 宮崎駿と庵野秀明の“微妙な関係”

「ジブリじゃ育ちません。育つ環境じゃないですから」
「僕を欲しいでしょうね。宮さんは(笑)」


不仲? 仲良し? 宮崎駿と庵野秀明の“微妙な関係”

など、師匠に向けるとは思えない言葉を連発。


ちなみに、師匠宮﨑駿監督もこんな発言を残しています。

「(TV版エヴァンゲリオンは)3分と観られないですね。観るに堪えないですね」


不仲? 仲良し? 宮崎駿と庵野秀明の“微妙な関係”

と、「新世紀エヴァンゲリオン」を痛烈批判。

師弟としての関係ではあるものの、クリエイターとして我慢できない所は言うし相手にも言われる、そんな不思議な関係であり、ある種の親子関係のようにも感じられます。

スタジオジブリ鈴木Pは宮﨑駿さんの後継者に庵野秀明さんを指名?

スタジオジブリの名プロデューサー、鈴木敏夫さんは2014年に「宮崎駿の次は、庵野秀明氏しかいない」と発言し話題となりました。

この発言はスタジオジブリの宮﨑駿ではなく、アニメ監督、宮﨑駿の後継者として指名という事でしょうか?

スタジオジブリ監督としての庵野秀明…可能性としてはどうなのでしょうか。

庵野さんは強い思い入れのある漫画版「風の谷のナウシカ」の登場人物でトルメキア国の王女クシャナの戦記モノを撮りたいと直訴した過去がありますが、その時はダメ出しを受けたそうです。

ただしこれは30年近く前の話。

ちょっと前のインタビューではこんなことが。

と、原作者である宮﨑駿さんが言っています。

そもそも劇場版アニメとして制作された「風の谷のナウシカ」は原作漫画のほんの序章に過ぎず(設定も色々違います)、壮大な世界観と結末は本当に衝撃的なので原作通りに完全版としてアニメ化できたら超大作となることは間違いないでしょう。

ジブリファンのみならず、アニメファンからも熱望される完全版「風の谷のナウシカ」で庵野監督としてメガホンを取ることはあるのでしょうか?

2人の関係性共々、行く末が大いに気になりますね。

宮﨑監督からすれば庵野さんは息子のような存在であるが故に衝突することもありましたが、日頃のインタビューや態度から鑑みるに本当に可愛がっているのがよくわかります。

たまの批判的な発言もお互いを理解しているからこその発言かもしれませんね。

エムキャス