劇団出身の声優はこんなにいる!舞台で鍛えた演技力が魅力的

かつては劇団などに所属し舞台俳優、舞台女優業と兼業という形で声優業を請け負う声優さんが多く存在しました。 が、現在では昔と比べて声優事務所も格段に増え、専門学校や養成所に通って声優を目指す人が多くなったために舞台を経験して声優になるパターンは主流とは言えません。 若手の声優さんの多くは舞台を経験せずに声優となった方々ですが、中には昔のように子役などで舞台を経験して、その後に声優となった方もいます。 出身劇団も色々、劇団出身声優をまとめてみました。

今はなき伝説の児童劇団、劇団こまどり出身声優

子役の育成では群を抜いており、非常に多くの声優を輩出した児童劇団こまどり。

現在は消滅してしまいましたがこまどりで育った声優の多くが今も活躍しており、その面子たるや誰もが知っている一流どころばかりです。

ざっと名前と代表作を書き出してみますと。

・平野文 「うる星やつら」(ラム)

・池田秀一 「機動戦士ガンダム」(シャア・アズナブル)

・玉川砂記子 「逮捕しちゃうぞ」 (辻本夏実)

…ちなみに池田秀一さんと玉川砂記子さんはご夫婦です。

・皆口裕子 「YAWARA!」(猪熊柔)

・冨永みーな 「サザエさん」 (3代目・磯野カツオ)

・渕崎ゆり子 「爆走兄弟レッツ&ゴー」 (星馬烈)

・笠原弘子 「魔法騎士レイアース」 (鳳凰寺風)

・浪川大輔 「ルパン三世」 (2代目・石川五ェ門)

・日野聡 「ゼロの使い魔」 (平賀才人)

・坂本真綾 「桜蘭高校ホスト部」(藤岡ハルヒ)


とりあえず10人ほど挙げてみましたがまだまだ出身声優はいます。
元劇団員同士のつながりも強く、仲の良い事で知られる劇団こまどり出身声優でした。

現在も大手児童劇団として活動する劇団ひまわり出身声優

こちらも児童劇団として活動しており、声優だけでなく俳優、女優と芸能界に多くの役者を輩出する名門劇団である劇団ひまわり。

こちらも非常に多くの名声優が名を連ねており、現在も活動中の劇団なので若手声優も多く見受けられます。

こちらも全部を挙げるのは困難なので一部だけ紹介します。

・宮野真守 「DEATH NOTE」 (夜神月)

・内山昂輝 「機動戦士ガンダムUC」 (バナージ・リンクス)

・諸星すみれ 「アイカツ!」 (星宮いちご)


↑まで、現在も劇団ひまわり所属です


・石丸博也 「マジンガーZ」 (兜甲児) ジャッキー・チェン吹き替え

・鶴ひろみ 「ドラゴンボールZ」 (ブルマ)

・古谷徹 「巨人の星」 (星飛雄馬)

・中尾隆聖 「それいけ!あんぱんまん」 (バイキンマン)

・高山みなみ 「名探偵コナン」 (江戸川コナン)

・松野太紀 「金田一少年の事件簿」 (金田一一)

・入野自由 「千と千尋の神隠し」 (ハク)


並べてみるとコナンと金田一が同じ劇団出身だった事に気が付きます(笑)

主役級を多く輩出しており、これまで通り安定した演技力を持つ劇団ひまわり出身者は芸能界に多くの人材を提供してくれる事でしょう。

テレビ放送黎明期より活躍するテアトル・エコー出身声優

児童劇団出身声優を多く紹介してきましたが普通の劇団出身声優についても。

TV放送黎明期より「役者」としての声優を輩出してきた1950年創立の老舗劇団である声優界のパイオニア的存在であるテアトル・エコー。

若手に部類される声優さんはほとんどおらず、いずれも大ベテランばかり。
役者としての素質も兼ね備える一流声優さんたちです。

・銀河万丈 「機動戦士ガンダム」 (ギレン・ザビ)

・阪脩 「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」 (荒巻大輔)

・伊武雅刀 「宇宙戦艦ヤマト」 (デスラー総統)

・神谷明 「北斗の拳」 (ケンシロウ)

・島田敏 「機動戦士Ζガンダム」 (パプテマス・シロッコ)

・多田野曜平 クリント・イーストウッド吹き替え

・太田淑子 「リボンの騎士」 (サファイア)
…前記した阪脩さんとはご夫婦。

・田中真弓 「ワンピース」 (モンキー・D・ルフィ)

・安達忍 「(1992年版)カリメロ」 (カリメロ)

・坂本千夏 「となりのトトロ」 (草壁メイ


また、鬼籍に入られてしまいましたが、「ルパン三世」で初代ルパン三世役で知られる山田康雄さん、初代銭形警部役で知られる納谷悟朗
さんもこのテアトル・エコーの出身。

舞台で活躍するかたわら、洋画吹き替えなどでも多く名前を目にすることができるテアトル・エコー出身声優でした。

その他の劇団出身者

舞台俳優から転向して声優となった方は他にもたくさん。

すこし例外的な感じで舞台俳優から声優となった方々をほんの一部ですが紹介します。

劇団俳優座出身、小山力也

アニメでは「名探偵コナン」の2代目・毛利小五郎など代表作に持ち、海外ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」のジャック・バウアー役やど洋画吹き替えでもかなり名前を聞く声優、小山力也。

超有名劇団、俳優座に現在も所属している小山力也さんは舞台や声優業の他に俳優としても特撮作品などに出演していた過去を持つマルチな役者さんです。

演劇集団 円出身、朴ロ美

代表作に「∀ガンダム」の主人公ロラン・セアック、「NANA」の主人公、大崎ナナなど中性的なキャラクターの演技に定評のある女性声優、朴ロ美さん。

円の舞台を見に来ていた超大御所アニメ監督、富野由悠季さんに誘われる形で声優デビューを果たした朴ロ美さんはその後も数々の作品で主演する事になり、今も円所属も人気実力派声優として活躍しています。

おにぎりスキッパーズ出身、森久保祥太郎

「MAJOR」主人公、茂野吾郎や「NARUTO -ナルト-」の奈良シカマルで知られるおにぎりスキッパーズ出身、森久保祥太郎さん。

元々タレント事務所所属であり、そんな中で舞台俳優としても活動してましたがその演劇を観ていた業界関係者のスカウトにより声優デビューとなりました。

現在も声優業と平行して舞台俳優として活躍しており演技に情熱をかける声優さんです。

スーパー・エキセントリック・シアター出身、折笠富美子

俳優、三宅裕司が立ち上げたコミカルな劇がウリの劇団スーパー・エキセントリック・シアター出身であり、舞台業や海外ドラマ吹き替えよりは圧倒的にアニメの声優として認知されている折笠富美子さん。

「あたしンち」の立花みかん役や「電脳コイル」小此木優子役など主役級の作品をいくつも抱えた売れっ子声優の1人です。

劇団出身声優さんはアニメでも名前をよく目にしますが、それ以上に洋画吹き替えでもかなり名前を目にすることができます。

洋画を観ていてちょっと知らない名前の声優さんが吹き替えをしていても、調べてみたら劇団出身(所属)の声優さんだった…なんてことはよくありますので思った以上にその数は多い、劇団出身声優さんでした。

エムキャス