「ARIA」シリーズの魅力とは?最高の癒し系アニメとの評判にはワケがある!

「ARIA」シリーズとは天野こずえ先生の原作漫画「AQUA」、「ARIA」をアニメ化した一連のシリーズ。 2005年に「ARIA The ANIMATION」として初めてTVアニメとして放送され、2015年秋には10周年を記念した新作アニメ「ARIA The AVVENIRE」のイベント上映も決定しています。 TVシリーズの最後となった「ARIA The ORIGINATION」が放送終了してからもう7年が経過していますが、未だに色褪せぬ名作として根強い人気をもつ「ARIA」シリーズの魅力とはどこにあるのでしょうか?

未来の火星「アクア」を舞台に描かれる美しい物語

まずは「ARIA」シリーズの概要を。

舞台となるのは現代の地球ではなく、西暦2300年代の未来の火星、アクア。

テラフォーミングによって水の惑星となったアクアには地球のイタリアにあるヴェネツィアを模した水上都市ネオ・ヴェネツィアが存在しており、そこに生きるウンディーネと呼ばれるゴンドラ漕ぎの女性達が物語の中心となっています。

観光都市でもあるネオ・ヴェネツィアで花形職業として人気の高いプリマ(1人前)ウンディーネを目指し奮闘する主人公の水無灯里、そして共にプリマ昇格を目指す愛華、アリスといった友人や先輩ウンディーネ達との日々を描いたアニメです。

部類としては日常系アニメに含まれ、ストーリーの起伏は乏しいのですが、それでも1話毎に楽しんで見れるのは癒やし要素と優しい世界観が魅力的だからでしょう。

四季折々のネオ・ヴェネツィアが楽しめる作品でもあり、悠長な話にはなりますができる事ならばその季節に合わせて各エピソードを楽しみたくなりますね。

水無灯里の存在

「ARIA」シリーズを端的に表すとしたら、優しくて美しすぎる感動の物語、という一文が当てはまるでしょうか?

主人公・水無灯里の純真な心、友人たちと育む友情、ネオ・ヴェネツィアの美しい情景…と、癒やし要素に溢れた作品として知られています。

極一部のエピソードにのみ例外はありますが、全体としては穏やかな時間の中で流れる優しい時間を堪能できる物語となっています。


それもこれも、全ては純真すぎる主人公・水無灯里がいるおかげ。

いつも笑顔で素直で感受性豊かで、一生懸命に生きる灯里はちょっとトボけた所もありますが、そこがとっても魅力的な女の子です。

誰とでも仲良くなれる明るく朗らかな性格で、独自の視点を持つ灯里は不思議な出会いや色々な発見をしていきます。

「ARIA」シリーズとは水無灯里の素敵な出会いと成長の物語と言えますね。

ARIA各TVシリーズのご紹介

全ての始まりとなった「ARIA The ANIMATION」はもしかしたら最初のシリーズにして最も泣ける話が多いかもしれません。

特に第11話、「そのオレンジの日々を」の出来は原作漫画を超えたとも言われるほどの珠玉の出来。

終盤に流れる挿入歌「シンフォニー」がその雰囲気を最高に高めており、全シリーズを通して最高のエピソードと評するファンも少なくありません。

「出会い」がテーマとなり、不思議系のエピソードが多く描かれた「ARIA The NATURAL」ではアクアに住む猫の精霊、ケットシーとのエピソードもありました。

シリーズ唯一の2クールでの放送となったので様々な物語が詰め込まれており、中には「ARIA」シリーズには珍しいホラー回もあります。

「始まり」がテーマとなった最終シリーズ「ARIA The ORIGINATION」ではいよいよ物語も大詰め。

1人前のウンディーネへと成長しつつある灯里たちの成長がハッキリと描かれたシリーズであり、最後だけあって作画は最高に綺麗です。

総合的な完成度ではシリーズ最高と言われ、このシリーズ単体でもオススメはできますが、最大の感動を味わうためにはやはり1期、2期と続けて観てこそ、という感じですね。

ヒーリングミュージックに癒やされる

癒やし系アニメとして名高い「ARIA」シリーズですが、この作品の魅力を伝える上で外すことのできない要素であるBGM。

3人組のアコースティックバンドChoro Clubと作曲家の妹尾武さんが組んだChoro Club feat. Senooは数々の名曲を生み出しました。

ご紹介する楽曲は「ARIA The ANIMATION」で使用された「夏便り」。
そして「ARIA The NATURAL」で使用された「Second season~出会い」。

軽快で心弾む楽曲から感動的なピアノ曲まで、ただ聴いているだけでも心が落ち着く曲が多いのですが、作品を深くまで知っているとその音楽を聞いただけで心が昂ったり…そんな事もありますね(笑)

猫がカワイイ、とってもカワイイ

「ARIA」シリーズとはウンディーネと猫の物語。

青い瞳をした猫は幸運の守り神と呼ばれ、ウンディーネが所属する水先案内店には必ず一匹はいます。

アリアカンパニーの白猫アリア社長、姫屋の黒猫ヒメ社長、オレンジぷらねっとの子猫まぁ社長…と主要登場猫はこの3匹ですが、他にもモブ猫がたくさん登場したり、猫の妖精ケットシーが登場したりと猫要素が強いです。

主人公の灯里が所属するアリアカンパニーに所属するために出番の多いアリア社長は火星(アクア)猫と呼ばれる高等な知能を有する猫であり、人語を解して人間のように行動するなど愛くるしい動きがとってもキュートな「ARIA」シリーズのマスコットキャラ。

彼らの行動も「ARIA」シリーズの癒やし要素の1つとなっているのは間違いないでしょう。

癒し系アニメであることは間違いないありませんが、人によっては感動の涙が流れっぱなしで癒やし所ではない…と評する「ARIA」シリーズ。

原作ファンが手放しで絶賛するエピソードやオリジナルストーリーも多く、監督の佐藤順一さんが苦心して創りあげた「ARIA」は様々な要素が重なりあって生まれた奇跡のような存在です。

全世界で大絶賛されるような派手な作品ではありませんが、日本アニメ史に名を刻む名作としてこれからも多くのファンに記憶されていくことでしょう。

エムキャス